モンゴメリの足跡を訪ねて – オンタリオ編

リースクデール Leaskdale

1911年にユーアン・マクドナルド牧師と結婚したモンゴメリは、夫の赴任に伴って、オンタリオ州リースクデールに移り住みます。 1926年までの15年間この地に住み、彼女の全22作品のうち11作品をこの地で執筆しました。
リースクデールで住んだ牧師館は、Lucy Maud Montgomery Society of Ontario の尽力によって、復元されモンゴメリ記念館として一般公開されています。


マクドナルド牧師が務めたセント・ポールズ長老派教会。


教会前にモンゴメリの等身大の銅像が作られました。 記念撮影もいいですね。

バラ Bala

1922年、モンゴメリがリースクデールに住んでいる間に、一家は夏の休暇でバラを訪れました。 ムーン・リバーとムスコカ湖に面した美しい避暑地で、モンゴメリの大人向けの作品「青い城」の舞台と言われています。  ハットン夫妻は、モンゴメリが滞在したゲストハウス「ローズ・ローン」 を購入してB&Bとし、一家が滞在中に食事を取っていた建物を「バラ博物館」としました。 ローズ・ローンはすでにクローズしましたが、博物館は2017年に25周年を迎えました。


ムスコカ湖
「青い城」で、ヴァランシーとバーニーが住むミスタヴィス湖は、この湖がモデルと考えられています。

モンゴメリの時代の様々なアンティーク

ここにもゴグとマゴグが

当時流行だったペパーミントグリーンのキッチン グッズ

ノーヴァル Norval

次の赴任先はトロントの西へ45分の町、ノーヴァル。 1926年から1935年の約9年間この地に住まいます。
マクドナルド牧師はこのノーヴァル長老派教会に務めました。レンガ作りの重厚な建築です。

ノーヴァル牧師館
ノーヴァルでも保存委員会の方々のご尽力と、多くの方たちからの寄付によって、牧師館も保存委員会の所有となりました。 現在は賃貸として貸出していますが、今後は、モンゴメリの博物館として整備していく構想です。

旅路の果て荘

モンゴメリの終の棲家「旅路の果て」
ここでモンゴメリは1942年に67才で生涯を終えました。
トロントの郊外の静かな住宅地にあり、一般の住宅なので内部をご覧いただくことはできませんし、ツアーとしてご案内することは控えております。 どうしても訪問されたいファンの方は、そっと遠くからご覧いただき、私有地に踏み込むことのないようにお願いします。 近くの公園にモンゴメリが住んだことを記念するプレートが設置されています。