赤毛のアンの物語だけでなく、作者モンゴメリの他の作品や、彼女自身についてもご興味を持たれている方には、モンゴメリの足跡を訪ねる旅もご紹介しています。
リースクデールは、トロントの北、1時間半くらいの距離にあるため、
日帰りでの訪問が可能です。
ユーアン・マクドナルド牧師と結婚後、初めて住んだのがリースクデールです。
この地の長老派教会の牧師であるユーアンの手伝いや、家事をこなしながらも執筆は続け、15年の間に11の作品を出版します。
牧師館
室内は、写真好きだったモンゴメリ自身が撮影した写真を元に、部屋の内装などを再現しています。 調度品は、その時代のアンティークを揃えました。
ユーアンとモンゴメリ、2人のタイプライターが置かれています。
モンゴメリはお気に入りのこの部屋で執筆をしていました。もちろんゴグとマゴグの置物もあります。
2階 モンゴメリの寝室
ミシンで縫い物をしながら、この窓から息子たちが学校から帰るのを待っていたそうです。
モンゴメリの時代のキッチンストーブ。煮炊きもできて、オーブンにもなります
モンゴメリの写した写真どおりのキッチンになっています。
長老派教会
この教会でユーアンは牧師を務めます
現在では観光客を受け入れたり、ファンの集会にも利用されます
ステンドグラスが美しい教会です
ここがモンゴメリの席でした
階下のスペースは、モンゴメリに関連する展示が用意されています
年代別の写真も展示
紅茶とお菓子で、ちょっとひと息
お土産品や書籍の販売コーナーもあります
教会の庭に、モンゴメリの等身大のブロンズ座像が、設置されました。
記念撮影にぴったり。 私もモンゴメリさんとのツーショットいただきました。
悲しい思い出
リースクデールでモンゴメリは、3人の子宝に恵まれます。 1912年-長男 チェスター (Chester)、1914年-二男のヒュー (Hugh)、1915年-三男のスチュアート (Stuart)です。
残念ながら二男のヒューは死産となり、牧師館の近くの墓地に埋葬されています。
牧師館の周辺
リースクデールという名前の由来は、いたって簡単 “リースク家(Leask)の住む谷(dale)” のようです。
George & Margaret Leask さんのお宅
牧師館から見える、最もご近所で、モンゴメリとも親しくしていました。
モンゴメリの息子たちが通った学校があった場所には小川が流れています。
わんぱくだったチェスターは、この小川でびしょ濡れになって遊んでいたそうです。
偶然にも、近くには緑の切り妻屋根の家がありました。
リースクデールまで行ける公共交通はありませんので、訪問にはひと工夫が必要です。
弊社では、モンゴメリに詳しい 梶原由佳さん をスペシャルガイドとして、ご手配させていただくことが可能です。
右側が梶原さん